家の中には多くの家電が存在し、そのほとんどに電気コードがついています。
これらの電気コードによる感電事故を予防するためにはどうしたらいいのでしょうか。
・家の中でおこりうる感電事故のケース
まずはペットなどがいる場合です。
ペットにとっては家電のコードは格好のおもちゃとして映ります。
その為、電気コードをかじったりしてコードの中にある電線をむき出しにしてしまうケースが多いです。
コードをかじられたり、傷つけられたことに気が付かず、修復しないでいたために、子供が触ってしまって感電事故を引き起こしてしまうことがあります。
また、近年、自分が髪などを洗っている間、子供を引き付けておく作戦として、お風呂場にスマートフォンやパソコンを持ち込む人がいます。
落ちたスマホや携帯を濡れた手で拾おうとしたり、濡れた手でコンセントを操作することによって感電事故を引き起こすこともあります。
・感電事故予防対策
まずは家電の配線はできる限り一か所にまとめ、床ではなく壁を這わせるように設置します。
ペットが配線をかじってしまうのを防ぐほか、配線に引っかかって転倒したり、抜けたコンセントを戻そうとして感電してしまう事故を防ぐことができます。
ペットにかじられるなどして金属の線がむき出しになってしまっている配線は、修理するか、絶縁テープなどを巻いて使用するようにします。
子供が濡れた手でコンセントをいじって遊ばないように注意することも大切です。
また、今は浴室で半身浴などを楽しんだり、自分が髪の毛などを洗って子供を見ていられない間の、子供を引き付ける作戦として、浴室にスマホやパソコンを持って入る人がいます。
スマホやパソコンに防水機能がついていたとしても、できれば浴室に電化製品を持ち込むのはやめましょう。
日本の家電は電圧が高くないため、感電しても死に至るようなことは少なくなりました。
しかし、小さな子供が感電事故を起こしてしまうと、大人より症状が悪くなってしまうことがあるので、感電しないように予防をしっかり行うことが大切です。
Photo by Madeleine Ball