除雪車ペアレントという言葉をご存知でしょうか。
子供のためにと思ったことが思わぬ展開を招いてしまう除雪車ペアレントの実態について見てみましょう。
・困難を取り除こうとした結果
子どもは危険を体験して、知識に蓄えていきます。
しかし大人はそれが危険であることを知っているために、あらかじめ子供にとって危険なものをすべて取り除いてしまう人がいます。
これが除雪車ペアレントと呼ばれる人です。
ただし、子供に完璧を求める人も除雪車ペアレントと呼ばれるようです。
除雪車ペアレントは基本的に子供のために良かれと思ってしていることが、実は自分のためにということが最優先になっている場合が多いのです。
・除雪車ペアレントになりかねない人
ヘリコプターペアレントとも呼ばれるのですが、除雪車ペアレントになりかねない人には3つの特徴があります。
1つは完璧を自分にも子供にも求める人です。
自分が常に完璧な育児をしていれば、当然子供も完ぺきである、という考えを持っていると言います。
たとえ99点でも100点でなければ認めない、完璧主義タイプといえるでしょう。
それから子供が自分の所有物と心のどこかで思っている人も当てはまります。
表面ではそう思っていなくても、子どもは親の指示に従わなければならない、と指示をあれこれ出すのです。
子どもができないことに口出しをし、手を出してしまう親御さんも同じです。
またどの過ぎた過保護の人も除雪車ペアレントになりかねません。
親から世話を焼かれすぎると子供は壁にぶつかったときに解決することができなくなると言います。
子供の自立性を育てるためには、過干渉ではないか今一度見直してみてはいかがでしょうか。
photo by Simon