母乳育児を推奨する産院も多いため、母乳育児をしなければ、というママは多いです。
俗にいう母乳神話ですが、日本のママほど母乳神話にとらわれている人もいないようです。
・粉ミルクは優秀です
粉ミルクには赤ちゃんを育てるために必要な栄養素がぎゅっと詰まっています。
またフォローアップミルクのように、ある程度の月齢を過ぎた赤ちゃんにあげたい栄養素を含むミルクもあるのです。
ですから母乳育児のように赤ちゃんに必要な物だけを取り、脂っこいものやアルコールなどは控えるといった厳しいままの栄養管理も必要ありません。
パパと育児分担をする、パパも気軽に育児に参加できるなど、粉ミルクは決してデメリットだらけではないのです。
・混合という方法も
母乳をあげたいけれど母乳が足りていないようだ、という場合や、職場復帰を考えている場合、混合にするという方法があります。
おっぱいをあげた後で少量粉ミルクを飲ませる、保育園などに預けている間だけ粉ミルクに頼る、という方法があるのです。
どうしても母乳か粉ミルクかの2者択一に考えてしまう人が多いのですが、粉ミルクの劣等感は感じなくてもいいものです。
母乳は赤ちゃんとのコミュニケーションが取りやすいと言いますが、ミルクをあげながらでも赤ちゃんと目を合わせたり、お話をすることはできます。
赤ちゃんはじっとママの顔を見ていますから、目を合わせてお話してあげるといいでしょう。
母乳神話がなぜ生まれたのか、それはやはり母乳に含まれる栄養素の存在などにより、産院が母乳育児を推奨するパターンが増えたからかもしれません。
ですが母乳が出ないと母乳にこだわりすぎて苦悩するより、自分は粉ミルク、と割り切った方がストレスもたまらないのではないでしょうか。
photo by Joshua Ganderson