西原理恵子さんの漫画「毎日かあさん」についてのツイートが注目されています。
今日の毎日かあさん。涙ぐむ。私は合理的にちゃんとしたがる癖があって、娘3歳で今すでにこういうこと感じてて、でも掃除とかもしたくて、悩んだ末に早起きしてやってる。もっと娘と遊びたくて。でも確実にしんどい。どうすればいいのかな… pic.twitter.com/EWWvh3HJ2u
— tanikon (@tanikons) 2016年2月22日
●「家事なんかしなきゃよかった」
投稿されていた漫画は…、
子どもが小さかった頃の夢を見た、著者。
子どもは抱っこをせがみ、まとわりついてきますが、家事が進まないので、「おうちの事で忙しいんだから」「ビデオ見ててよ」といって、子どもから離れていきます。
そして、夢から覚めて、ふと思うのです。
「家事なんかしなきゃよかった
家なんてもっと汚くてよかった
洗たく物もためちゃえばよかった
食事なんか手作りすることなかった
あんなに抱っこしてほしがってたのに
もったいないことしちゃったなあ」
子どもはあっという間に大きくなって、もう「抱っこ」を求めてくることはありません。
お母さんだけを必要としていた子たちも、いつの間にか、自分たちの世界を持つようになります。
「あの時、いっぱい抱きしめてあげればよかったなあ」という、同様のつぶやきは、子育てがひと段落した、ほかの先輩ママたちからもよく聞かれます。
●家事と育児のバランス
多くのママが、家事と育児のバランスで、迷い、試行錯誤していることと思います。
そしてこのツイートをした人も、同じように、家事がスムーズにいかないことと、子どもの相手もしてあげたいことの、間で揺れながら葛藤しているようです。
このツイートに対して、多くの人が様々な意見を述べ、
「家事をあきらめる日と、がっつりやる日を分けたらいいですよ」
「試行錯誤して、子どもとの時間を大切にしようとしている、素敵なお母さんですね」などのコメントが寄せられていました。
子どもは、家がキレイであることより、ママが笑顔でいる方が嬉しい。
子どもは、料理が手作りかどうかより、ママが顔を見て、話を聞いてくれる方が嬉しい。
だから子どもが小さいうちは、家事は頑張らなくても、大丈夫。
でもその一方で、ママが一生懸命やってくれた家事もまた、一つの愛情として、子どもの中に刻み込まれていく、という考え方もできます。
誰しも、忙しい時や疲れている時に、まとわりついてくる子に、イラッとすることもあるようですが、それも今だけの貴重な体験かと思うと、とても愛おしく感じられるかもしれませんね。
Photo by David Amsler