世界を見れば貧困国と呼ばれる地域では日本とは違った子育てが行われています。
発展途上国ほど子育て支援が大切と言われていますが、貧困国の子育て事情はどのようになっているのでしょうか。
・子育て施設の不足
子どもを育てるためには子供の健康を守るための病院や子供が学ぶための学校などが必要です。
ところが発展途上国は生きるために精一杯で、子供に十分な教育を受けさせることが難しい、衛生環境が整っていないというのです。
そのためある程度育った子供は労働力としてみなされ、鉱山や市場などで働かされます。
子供が亡くなると働き手を補わなければならないためまた子供を産むという悪循環も起こっているのです。
親の仕事中に預ける施設もないので、子供を背負って仕事をするというのも特徴です。
・子育て方法が分からない
貧困国は十分な子育てや妊娠、出産に対する知識がないと言われています。
そのため日本では中学生くらいの年齢の子供が出産するのも珍しくありません。
すると子育て方法が分からない、相談する場所がない、相談しても援助を受けることができないということがあると言います。
例えばどのようなことが起こるかというと、食器用洗剤で子供の体を洗って肌が荒れてしまうということも良くあります。
病気と分からずに医者に見せずに子供が亡くなるということもあるのです。
貧困国の子育て支援は非常に重要と言われていますが、日本の子育てとの違いを見ても分かるでしょう。
女性が母親として、安心して出産し、子育てできる環境が求められているのです。
photo by Musa Musavi