女性の社会進出とともに、最近では高齢出産をする女性が増えているようです。
高齢出産とは、日本産婦人科学会の定義によると、35歳以上で初めて出産するケースを指します。最近では40歳前後の女性タレントなどが、妊娠を発表することも多いですし、一昔前のように珍しいという感じでもなくなってきました。
しかし、30代後半から40代にかけて、女性は特に体力が落ちてきますから、若いママとは違った、妊娠・出産・子育ての大変さがあります。
ここでは高齢出産ママの苦悩、トップ３をご紹介します。
まずなんと言っても体力が持たない、ということでしょう。
ただでさえ体力が衰えてくる時期に、妊娠と出産にもかなりの体力を消耗し、その後に続く育児にも莫大なエネルギーが必要となります。かなり肉体的にきついと感じるでしょう。
昼夜を問わない授乳やおむつ替えに追われて睡眠不足になると、若いママよりもダメージが大きく、クタクタになってしまいます。
昔は短時間眠ればすぐに元気になれたのに、40代近くにもなれば、休みを取ってもなかなか体力が回復しないかもしれません。
「いつも身体がだるい」というのが高齢出産後のママの苦悩ではないでしょうか。
また心身ともに疲労がたまり過ぎると、子育ての余裕がなくなり、子供をかわいいと感じられなくなるかもしれません。周囲にできるだけ甘えて、限界になる前に疲れを癒しましょう。
また見た目が老けこんでしまう、という悩みも多いようです。
高齢出産後には、自分の体力もギリギリなので、おしゃれにまでどうしても手が回らないのです。代謝も悪くなりがちなので、よほど気をつけていないと、一気におばちゃん体型になり、シミが増え、見た目もグンと老けこんでしまうおそれがあります。
周りの若いママと比べて落ち込むことがないよう、自分なりの育児ができれば良いと、がんばり過ぎないことが大切でしょう。
年齢を重ねたからこそ得られるメリットもたくさんあります。
まず、若い頃に比べて人間的に成熟しているため、精神的に余裕をもって子育てを考えられるのが高齢出産のママです。仕事も遊びもやりつくして未練がなく、育児に専念できるかもしれません。
また若い夫婦よりも経済的にゆとりがある家庭が多いので、教育などにお金をかけることができます。
旦那さんと協力しながら、無理なく育児をしていきましょう。
Photo by Leonid Mamchenkov
