「想像してたのと違う…。」
多くのママが、産後に、理想の育児のイメージを打ち砕かれ、愕然とするのではないのでしょうか。
出産で傷だらけになった体と睡眠不足で、泣きやまない我が子を抱いて、悲しくなってしまう。
「自分は本当はママに向いていないんじゃないか?」と自信をなくし、情緒不安定になってしまう。
そんな時にぜひ読んでもらいたい、あたたかい詩をご紹介します。
以下全文引用
『赤ちゃんの気持ち』
作者:もっち
あなたは、いまどんな気持ちでしょうか。
生まれる直前まで、赤ちゃんは可愛くて
いつでも無条件で愛せるものだと信じていたことでしょう。
生まれてきた赤ちゃんを前にして
優しい気持ちで過ごせると想像していた毎日は
考えていた以上に大変で
母になることの困難に直面しているかもしれません。
頻回の授乳にゆっくり眠ることすらままならず、
泣き止まぬ我が子に途方に暮れ、
自らが不甲斐ないからだと、己をせめていませんか。
自分でない誰かが母なら、もっと赤ちゃんは幸せだったかもしれないと思ってませんか。
あなたとあなたの赤ちゃんは、奇跡のような確率で出会いました。
何億人という人々で、あなたを母に選んだのです。
あなたが自らの血を流し、お腹を痛めて
その子は誕生しました。
あなた以上に、赤ちゃんのことを想い、悩み、考えている人はいません。
あなた以上に、赤ちゃんのために、時間を割き、自らを犠牲にしている人もいません。
そして、赤ちゃんはあなた以上に好きな人はいないのです。
あなたが思う以上に、あなたの赤ちゃんはあなたを必要とし、愛しているのです。
表現する方法も知らない中で、ひたすらあなたのそばにいたいことを訴えているのです。
泣いて泣いて、声がかれるほど泣いて、あなたの愛を乞うているのです。
例え、あなたが赤ちゃんを産んだことを後悔し、赤ちゃんを手放したいと思っても、
赤ちゃんはあなたからの愛を信じて、渾身の力であなたを求めているのです。
どうか、母になったことに誇りをもち、自信を持って下さい。
我が子を得たことは、もの凄い奇跡だということを忘れないで下さい。
完璧な母なんてどこにもいません。
みんな一歩一歩ゆっくりと母になっていくのです。
赤ちゃんにとって一番の幸せは
あなたのそばにいて、あなたの笑顔を見ることなのですから。
大きな反響と感動を呼んだ『おかぁさん』の詩でも知られる、もっちさん。
『おかぁさん』の詩は絵本となって出版されるそうです。
この『赤ちゃんの気持ち』の詩も、弱っていたママの心を温め、自信と愛情を満たしてくれますね。
<出典>もっちさんブログ
晴れろ!晴れろ!ダンス!!