赤ちゃんは、なぜ可愛い?
大きく無垢で、顔の何中より少し下にある2つの瞳、身体に比べて大きく丸い頭、膨らんだほっぺ、少し突き出した大きなおでこ、丸っこく柔らかいムチムチした身体を持つ赤ちゃん。
実は、これ、科学の世界では「ベビースキーマ」と呼ばれる身体的特徴で、ノーベル賞を受賞した動物行動学者ローレンツさんが最初に名づけたもの。
人は、このような身体的特徴を持った赤ちゃんをみると、かわいいと感じてしまうそうで、相手を守りたいという行動が、自然に出るそうです。
では、最もかわいい赤ちゃんの時期は、何歳ですか?
実は、この質問の調査を行ったところ、産まれたばかりの赤ちゃんよりも、1歳前の赤ちゃんの方がかわいいという声が多い結果に。
最近の心理学では、この結果を、実は、「かわいい」という感覚は、相手を保護したい気持ちでなく、相手と仲良くしたい気持ちではないかと言われています。
確かに、1歳前あたりから、赤ちゃんたちは、コミュニケーションを頻繁にとってくる時期でもありますよね。
女性の方が、男性よりも、「かわいい」という感覚に関心が高いのも、男性より人間関係を重視する傾向にあると考えられています。
出典:AsapSCIENCE
PHOTO by Cary and Kacey Jordan