結婚15周年、パパは毎年半年間、外国へ単身赴任。しかし夫婦はいつでもラブラブ、育てた子どもは40人(!!)というベテラン夫婦がいるのでご紹介します。
●コウノトリの夫婦愛がすごい!
クロアチア東部にあるブロドスキバロス村では、毎年3月になると住民たちは、とある家の上にある巨大な巣を見上げるのが恒例になっています。
この巣には、メスのコウノトリ「メレーナ」がいて、毎年春になると南から戻ってくる最愛の夫「クレペタン」を静かに待っているそうなのです。
このコウノトリの夫婦が村に来たのは15年も前です。コウノトリは渡り鳥なので、毎年8月になれば、夫の方は冬を越すために南へと渡っていきます。
しかし、妻の方は、一緒に飛んでいけない理由があります。
ずっと昔、イタリア人の漁師に、羽を射抜かれて大けがをして、飛べない状態になってしまったのです。
妻の方は、もうこの村から外には出られなくなってしまったのです。
●アフリカからロシアまで「単身赴任」夫の帰りを待つ妻
夫は、毎年、秋になると巣から飛び立って行くものの、3月になれば必ず妻のもとに戻ってきます。
村の人たちも、夫のコウノトリが妻のもとに戻ってくるのを毎年楽しみに待つようになりました。
南アフリカからアラビアの砂漠を超え、およそ1万2000キロもの距離を飛び、妻の元に戻ってくる夫。
待ちに待った再開に、愛おしむように寄り添い、熱い抱擁を交わす(しているように見える)2羽の姿を見ると、まるで純愛映画のようです。
少しくらい到着が遅れても、妻は夫を咎めたりはしません。
このコウノトリの夫婦が巣を作った屋根の持ち主も、毎年、夫が戻ってくるのを楽しみにしており、夫婦が再会する日に合わせてバケツ一杯の魚を用意しているのだそうです。
●奇跡の純愛カップルは、大ベテランのパパとママ!
しかし、コウノトリがつがいを変えないのは、とても珍しいことなのだそうで、通常では15年もの間、続くカップルは考えられないことなのだそうです。
このコウノトリ夫婦には、すでに40羽ものひなが誕生しています。
本当の愛に、距離は障害ではないことを証明してくれているようです。
<出典>
https://www.youtube.com/watch?v=ff8L1dM4jck
https://www.youtube.com/watch?time_continue=8&v=4tVPmAq-Rwg
Photo by Erlend Aaby