赤ちゃんにしか見られないしぐさや反応「原始反射」には、様々な種類がありますが、生後半年も経つと、脳や体が発達するにつれて、だんだん消えてしまいます。
●「ギャラン反射」がかわいい
最近「かわいい!」と注目されているのが、赤ちゃんのギャラン反射という反応です。
ギャラン反射は、背反反射とも呼ばれます。
赤ちゃんをうつぶせに抱いた状態で、背骨の近くをすーっとこすると、左右、こすられた方向に体を反ります。
背骨の右側、左側、交互にこすると、かわいいおしりがクイ!クイ!とコミカルに動いて、メロメロになりそうです。
こちらは、新生児訪問で保健士さんが正常な反応を確認をしている動画です。
2つの動画は、きょうだいの赤ちゃんの映像です。
「ギャラン反射」で検索すると、他にも洋服を着ている動画もありますが、裸の方がわかりやすいですね。
●「ギャラン反射」って?
ギャラン反射(背反反射)は、赤ちゃんが胎児の頃、妊娠24週頃からあらわれ、生後2~5か月を過ぎると消失してしまいます。
胎児~新生児の頃は、反射によって動くことで、体の筋肉やバランス感覚を発達させることができると考えられています。
赤ちゃんが生まれて、まだ自由に体を動かせない頃には、危険回避などで役立つといわれている、反応です。
原始反射で動いているうちに、だんだんと自分の意志で体を動かせるようになっていきます。
脳や運動神経が発達するにつれて、消失してしまいます。
赤ちゃんの発達で「ギャラン反射」をチェックする場合、「左右、同じように反応が出ること」「生後半年で消失すること」が正常の目安とされています。
もし消失しない場合は、病院に相談してみましょう。
刺激してあげることで、バランス感覚に関わる脳や筋肉の発達を促すことができるので、どんどんやってあげるといいでしょう。
可愛い上に、発達にもつながるとは、ぜひとも赤ちゃんのうちにやっておきたいですね。