深夜の0時を過ぎた頃、いきみ続けて1時間ほどで、ようやく赤ちゃんが誕生しました。
オギャーと元気な産声!
先生が赤ちゃんをすぐに私の鎖骨あたりに置いてくれました。ぴったりとくっついた小さい赤ちゃんから体温の温かさが伝わってきて、私も人の親になったのだという何とも言えない想いが溢れ自然と涙が流れてきました。
夫もドクターも、スタッフのみんなも笑顔で良かったね、頑張ったねと言ってくれました。
部屋にいる全員がチームになったようになった感じで出産を迎えられたのは本当に良かったです。
夫もずっと私の脚を持ち続け、私の動く頭を手でしっかりと支え、いきみのカウントを数え、寄り添ってずっと気遣ってくれて。夫婦共に力を合わせて取り組んだ今までの一番大きなイベントになりました。
日本では出産を経験した事がないので比べられないのですが、
夫にも見守るだけでなく出産時に大きな役割を任せるカナダの病院の取り組みは素敵だな、と感じました。
へその緒は夫がはさみを入れてくれたいたようですが、もうそのあたりは産まれてきてくれた赤ちゃんに夢中でほとんど覚えていません。
良く頑張って元気に生まれてきてくれたね。この世界にようこそ!!
お腹の中で長い時間かけて育ってきてくれた赤ちゃん。
ありがとうの気持ちでいっぱいでした。
そして、小さい小さい赤ちゃんは私にくっつきながら、お手てやあんよを動かしていて。
とにかくかわいい!愛おしい、の気持ちしかありませんでした。
その後抱っこは夫に変わり、場所を少し移動し体重を測ったり、簡単な検査をしました。その間も大きい泣き声がずっと部屋中響き渡っていましたがその声も愛くるしくてとっても幸せな気持ちになりました。
良く自分の赤ちゃんは可愛いと聞きますが、こんなにも愛しいとは!自分でも驚きでした。
ライター紹介: MANA
特技・趣味:語学、音楽鑑賞、食べ歩き
家族構成: 夫 / 娘 1歳
Main Photo by Valentina Powers