カナダの病院では出産時、見学の為沢山の研修医にベッドを取り囲まれ終始見られるという話しを友人等から聞いていましたが、私達は丁度休日に出産が重なった為少人数のスタッフだけで出産を迎えることができました。
寝た姿勢のまま赤ちゃんを胸の上に置いて休んでいる間に、
カナダのBirth Certificateと共に日本の出生届申請の為のサイン
をその場でドクターに書いてもらいました。これがないと、日本人の国籍を取ることができません!
しばらくするとドクターは部屋から出て、看護師さんと私達家族のみ部屋に残されました。
私の病院では、入院で休む部屋は分娩室とは離れた所にあるため準備が出来たらすぐに移動となります。
力を振り絞った感があるのでしばらくその場で休むものかと思っていましたが、
この移動までの時間が、大分早い!
きっと新しい患者さんを受け入れないといけないのだと思いますが、立ち上がれるのかな?と思いながら、起き上がろうとすると案の定フラフラ。
麻酔ままだかかっているせいか、体力を使い果たしたせいかよろよろの状態。なんとか車椅子の前まで歩いて倒れそうになったので椅子に座って少し休みながら入院部屋まで押していってもらいました。
めまいもクラクラ。貧血を起こしたときのような感じになりましたが、入院部屋のベッドで横になるとようやく回復。
ベッドの隣にいるスワドル(おくるみ)で包まれ、白いガーゼの帽子をかぶった天使のような赤ちゃんを見て再びパワーが湧いてきました。
そこからは夫婦で、赤ちゃんとの写真撮影会!
夫もすっかりお父さんの顔になり何度も何度も赤ちゃんを抱きしめていました。
初めての海外での出産。色々な不安もありましたが、赤ちゃんも母も無事出産を乗り越えることが出来ました。
私達家族にとって最高にいい日になりました。
ライター紹介: MANA
特技・趣味:語学、音楽鑑賞、食べ歩き
家族構成: 夫 / 娘 1歳
Main Photo by Toshiyuki IMAI