ドクターからここからは陣痛のピークに合わせていきんでくださいと言われ、先生のカウントに合わせ10秒間思いっきり力を込めプッシュする事になりました。
陣痛の痛みも、ある程度強くなってきたので手元の麻酔ボタンを何度も押し痛みを和らげておきました。
そこからは、もうまるでサーフィンの波待ちのような感じ。
先生と看護師さんがモニターを診ながら、陣痛の波がもうすぐ来るというのを教えてくれてさあ!といったら力いっぱいプッシュをスタート。
ワン、ツー、スリー、フォー、、、。
思ったより10カウントは長くって10を数える頃には身体中の空気がなくなる位にまで頑張ってプッシュしました。
途中からはカウントする役目のリーダーが夫に変わり私の脚を持ちながら、数字を数えてくれています。
夫もドクター、ナースも同じ部屋にいるスタッフみんなが一生懸命応援してくれています。
OK!OK!かなりプッシュの力が強いからその調子、と言われ言われるがまま必死に力を振り絞り続けました。
あまりに踏ん張りすぎて眼球が爆発するか、脳の血管が切れそう、、。
それくらいまで力を込めました。もう真剣そのもの。
死にものぐるいという言葉が当てはまるほど必死でした。
どうやら赤ちゃんは、外の世界に出ようとして下まで降りてきているものの最後の出口の所で出きることが出来ず、プッシュの反動で少し中へ戻ったりをしているとの事。
身体をちょっとよじってみようという事で横向きに変え、再び一度頑張ってみる事に。
すると、モニターを見ていた看護師さんが赤ちゃんの心拍を見てこのポジションはベビーがあまり好きじゃなさそうなので、やめましょう、とすぐ言い元の体制に。
どうやら夫に後で話しを聞いたところ、この身体をねじった時に赤ちゃんの心拍が少し弱ってしまって少し危ない状況に一時なっていたとの事でした。
出産はそのまま後半戦へ。
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ライター紹介: MANA
特技・趣味:語学、音楽鑑賞、食べ歩き
家族構成: 夫 / 娘 1歳
Main Photo by Ashley Webb