外科医の血が騒いだのか、ベビーの頭を誰よりも先に撫でたいと思ったのか、両方なのか、、、。
夫の生まれる前に手を入れて赤ちゃんを撫でたいという発想にはとにかく驚きましたが、夫も私と同じで赤ちゃんに会うのをとても楽しみにしている、という気持ちが分かり嬉しくもなりました。
後で聞くと、生まれてから赤ちゃんの頭を撫でることはいつでも誰でも出来るけれど、生まれる前に撫でられるのはこの機会しかない!と考えたそう。
陣痛がひどかったら、きっとこんな夫のお願いに発狂していたと思いますが、無事記念の撫で撫でも済み、あとは赤ちゃんとのご対面の為に頑張るのみ。
いきんだタイミングに赤ちゃんの頭が少し身体から出てきては、また戻ってしまうという状態になってきたようで、とにかくこのままじゃ赤ちゃんも苦しいし、かわいそう!
ベビーも戦ってくれているから早い内に出してあげたい、そんな気持ちでいっぱいになりました。
陣痛の痛みは麻酔の効果でそれ程ではありませんでしたが、
このまま自分自身の身体が風船のように破裂してしまうのでは無いかという位猛烈にプッシュし続けました。
ここまで力を入れていきんだのは人生初めてです。
更に力を込められるよう、夫に脚を抱えてもらいながらも頭の後ろを強く手で支えてもらうよう頼みました。
実はこの時に、食いしばりすぎて奥歯にひびが入ってしまった事も後日発覚。
必死すぎて何と励まされたのかはあまり覚えていませんが、夫も両手で私を支え一生懸命出産を応援してくれていました。
そして、時間が真夜中をこえた頃、無事赤ちゃんが誕生しました!
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ライター紹介: MANA
特技・趣味:語学、音楽鑑賞、食べ歩き
家族構成: 夫 / 娘 1歳
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