キラキラネームなど、最近は変わった名前を付ける親が多く、子どもの名前が簡単に読めないことが多くあります。
名前の響きそのものは珍しくないものの、当て字にすることで読み方が難しくなる難読(なんどく)ネームも登場しています。
●名づけの流行
昔から芸能人の名づけは、一般家庭にも影響をおよぼし、流行する傾向があります。
近年、芸能人が、時代の先端を行き、個性的でアーティストらしい難読ネームをつけるケースが多いため、その影響で一般家庭でも難読ネームが流行していると考えられます。
他の子どもと同じ名前にならないことや、特徴があるので覚えてもらうことができる難読ネームですが、あまり個性的過ぎるとインターネットですぐに個人情報が特定できたり、救急医療の場で名前をすぐに登録できなかったりするデメリットもあるため注意しておきましょう。
●実際にはどのような難読ネームがあるのか
流行している難読ネームで最近話題になったのは、タレントの藤本美貴さんの長女の羽沙と書いてつばさと読む名前です。
同じように最近出産したお笑い芸人森三中の大島美幸さんは長男に、笑福と書いてえふと読む名前を付けています。
兄弟姉妹をすべて難読ネームにしている芸能人も珍しくなく、歌手のダイアモンドユカイさんの家庭では新菜、頼音、匠音と書く名前で、それぞれ、にいな、らいおん、しょーんと読ませています。
杉浦太陽さんと辻希美さんの家庭でも、希空、青空、昊空と書いて、のあ、せいあ、そらと読む名前を子どもに付けています。
芸能界での難読ネームが素敵だと感じて、我が子にも同じように難読ネームやキラキラネームを付ける親が増えているとも考えられています。
Photo by John Spade