子育ての悩みで意外と多いのが、親と子の関係ではなく、子どもを異常なほどに甘やかせてしまう祖父母との関係です。
同居していたり、親の事情などで子供を祖父母に預かることになったとき、戻ってきたわが子がわがままになっていて困るという親は多いのです。
・祖父母がなんでも買い与えてしまう場合
特に祖父母に多いのが、子供が欲しいと言えばなんでも買い与えてしまうケースです。
祖父母にすれば、子供が欲しいと言っているのだし、かわいいから買ってあげたいという気持ちはあります。
しかし、これを続けていると、子供は親にもそれを要求するようになったり、ものを大切にしない子になってしまいます。
そこで、やんわりと子供に物の大切さを教えたいからなどといって数回に一度は断るようにします。
親が相手の親の場合、自分が言いにくいのであれば相手から親に伝えてもらうようにしましょう。
欲しいからといって次々買ってもらっていると、感謝の気持ちが薄れるからなどと断わってみるのも一つの手です。
・子供にしつけていることを祖父母が止める場合
子どもにしつけをしっかり行っているのに、脇から祖父母に子どものすることなんだからいいじゃないのと言われることも多いです。
それが許されるような場所で、時々であれば子供もたまに息抜きになっていいのかもしれません。
しかし、公共機関などの場所だと子供が他の人に迷惑をかけてしまうこともあります。
こういうときもやんわりと気持ちを伝え、周囲の人に迷惑をかけたら困る、ヒトに迷惑をかける子になってほしくないなどという気持ちを伝えます。
祖父母は自分たちが子育てを終了したことから、小さい子を見るとつい甘やかしてしまう習慣があるようです。
しかし、相手を傷つけないように、親の気持ちを伝えることで、自分たちも親の頃の気持ちを思い出し、育児に協力してくれるようになります。
自分が伝えにくい時は相手からそれとなく伝えてもらうようにするとよいです。
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