子供が悪いことをすると親はすぐ叱ってしまいがちです。
この「叱る」のは簡単なように見えて、実はとても難しいことなのです。
叱る時に子供に言ってはいけない言葉を紹介しましょう。
・強制的な言葉
子供を叱る時、つい口から出てしまう言葉に、「パパやママが言ってる通りにしなさい」、「ちゃんとしなさい」、「ごめんなさいは?」という言葉があります。
これらの言葉は、子供を自分の思い通りにしようとする強制的な言葉です。
子供が悪いことをしている時にも、多くは何らかの原因があります。
その原因も確かめず、子供を強制してはいけません
・他人を持ち出す
自分の子供を叱っているのに、「あのおばさんに怒られるからやめなさい」、「お友達はできるのにどうしてあなたはできないの」など他人を持ち出していて叱ることがあります。
子供にとっては叱られた気持ちより、話に出てきた他人への気持ちが強くなってしまうことがあります。
その為、叱っているママの気持ちが伝わらないのです。
・否定的な言葉
「本当にダメな子ね」、「いつまでめそめそしてるの」、「あなたなんか大嫌い」、「生まなければよかった」など、子供の存在や人格、感情を否定するような言葉は使ってはいけません。
否定的な言葉は、子供の心に大きな傷を残すだけで、叱られた内容などは残っていないのです。
子供にママなんて大嫌いと言われても、子供が言う大嫌いは感情的なものにすぎません。
しかし、ママに大嫌いと言われると子供はとても悲しくなります。
子供を叱る時は、なぜ叱るのか、どうすればいいのかをしっかりと伝える必要があります。
感情的になって言ってはいけない言葉を口にしてしまう前に、深呼吸などして冷静な状態で叱るようにします。
Photo by dadblunders