ママがあまり叱ってばかりいると、知らないうちに子どもに悪影響を与えてしまっています。
言うことを聞かない子どもにイライラしてしまい、ガミガミ叱り過ぎてしまうことは良くあることですが、しかし、叱り過ぎによる弊害は、実は思っている以上に大きいのです。
●子どもをガミガミ叱り過ぎていない!?こんな悪影響が!
思わず感情的になり叱りすぎてしまうことは、ママであれば誰でも経験があることです。
一生懸命に子育てをしている生真面目なママほど、ガミガミ叱り過ぎてしまう傾向にあるのですが、実は子どもに悪影響を与えているので注意が必要です。
また、叱り過ぎてしまったと、後から落ち込むママがほとんどですから、どんな場合でも、ガミガミと叱り過ぎてしまうのは避けたいところです。
ママからガミガミ叱られた時、子どもはこんな気持ちになります。
「ママから愛されていない」「ママは怖い」「自分の気持ちを分かってくれない」。
このような経験が積み重なると、ママとの信頼関係が崩れていきます。
ママとの信頼関係は、子どもの長い人生での人間関係に、大きく影響を及ぼします。
発達心理学では、基本的信頼感と呼ばれていて、これが十分に育たないと、大人になってから安定した人間関係を築くことが難しくなると言われています。
●ついつい叱ってしまう場合には・・
しかし、どんなに頭では分かっていても、反射的に叱り過ぎてしまうこともあります。
そんな時には、子どもに心から叱りすぎたことを謝って、ママはあなたのことが大好きなんだよ、ということを、声を出して伝えてあげましょう。
できるだけ、抱きしめたりチューをしてあげたりして、スキンシップをしながら謝ることで、子どもも安心して愛されていることを実感できるでしょう。
Photo by Leonid Mamchenkov