最近は高齢出産が増えていると言っても、10代後半、20代前半で子どもを出産するママももちろんいます。
そんなママたちは、周りからの偏見や、無神経な言葉に傷つくことも多いようです。
たとえばあまりに早く子どもが生まれると「できちゃった婚?」と言われることがあります。
結婚前に子どもを授かることは『できちゃった婚』『授かり婚』と呼ばれ、最近では珍しくありませんが、順序が違うといった目で見てくる年配の女性も少なくありません。
実際にはそうでなくても、一方的に授かり婚などと邪推されて、計画性がない、自制心がないなど陰で言われ、嫌な思いをしたことがあるママも少なくないようです。
実際は、授かり婚は年齢はあまり関係なく、どの年代のママでもいますし、恥ずかしいことでもありません。
それから、年齢が若いというだけで未熟者と見なされて、なんでも口出し手出しされると悩むママもいます。
若いからどうせマナーも常識も分かっていないでしょうと幼稚園や保育園で他のお母さんから仲間はずれにされたり、話しかけてもらえなかったり、話しかけても無視されたりします。
また『元ヤンキー』などのニュアンスも含む『ヤンママ』などと呼ぶ非常識な人にも閉口します。
奇抜な格好をしているわけでもないのに、昔はもっと派手で金髪だったなどと思われているママもいます。
また若いからどうせろくに料理もできず、子どもにはスーパーの出来合いや冷凍食品を食べさせていると勝手に決め付けられている場合もあります。
ママ友ができたとしても一番若輩者あつかいされ、あれこれ育児に関してこうしなさい、こうしないとダメな子になるなど言われたり、仲間の間で子分のような扱いをされることも若いママにとっては苦痛でしかありません。
というより、そんなふうにされたら、どんな年齢の人でも不愉快に感じるものですよね。
ママの人間性に年齢は関係ありません。
いくら年齢を重ねてもダメなママはいるし、若くても落ち着いて立派にお子さんを育て上げているママもたくさんいます。
年齢に限らず、お互いに偏見をもたないことが大切ですね。
Photo by Donnie Ray Jones