小さな子どもは、ほしい物があると、大きな声で泣いたり、駄々ををこねて買ってほしいということをアピールします。みなさんもわが子の「買って買って」に悩まされた経験をお持ちのことと思います。
ダメなものはダメと言い続ければいずれ子どもも諦めますが、なぜダメなのかの根本を理解できていないため、同じことの繰り返しになっていませんか?
そして、わが子が大人になってお金や自分の欲求にルーズな大人になってしまうのではないかというという不安が多くの親御さんの悩みの一つではないでしょうか。
そんな世界共通の親の悩みに6才の子どもを持つアメリカ在住のパパさんが行った行動が話題になっています。
セントルイスに暮らすパパさんはある日、息子に手紙を渡しました。
「パパ銀行へようこそ~お金をためること・借りることに役立ちます~」
パパは、20ドルのおもちゃがほしいと駄々をこねるわが子に、ほしい物を手に入れるためには、どのような手続きが必要なのかという経済観念を教えるため家庭でバーチャルな銀行を作ったのです。パパは融資決済担当、ママはお客様相談窓口です。
すでにクリスマスで買い物をしていて残高不足なので新規の貸し付けはできないことをパパは告げます。困った子どもは相談窓口のママに、パパ銀行がおもちゃを買ってくれないことを伝えます。そこで相談窓口係のママは新たなおもちゃを買うための20ドルの借り入れを行うには家庭での手伝いなどが必要であることを伝えました。
人の役に立つ労働の結果、お金を得ることができ、そのお金でほしい物を買う。
この経済観念を子どもに教え、「買って買って」の解決につながるかもしれないこの方法、みなさんのご家庭でも、いかがですか?
Source Today Parents
Photo By Steve Baker