アメリカのレストランでは、子どもたちが楽しめるような仕掛けがいろいろと用意されています。
子ども専用の椅子や子ども用のメニューなら、日本のファミリーレストランなどでもよく見かけますね。
さらに、アメリカのレストランの多くでは、遊び自体がレストランの中に組み込まれています。
子どものためのアメニティが充実しているので、子どもたちは、食事はもちろんですが、その遊びを楽しみにレストランに出かけます。
このようなアメニティは、親にとっても嬉しいもので、大人どうしの会話や食事もゆっくり出来ます。
アメリカのレストランには、子どもたちが静かに遊んでいるようにと、お絵かきセットが用意されているところも多いです。
ブライアンという男性は、いつも子どもたちと一緒にそのようなレストランに出掛けていたのですが、ある日、レストランを出ようとした時に、とても気になるものを発見したのです。
それは、使い残されたクレヨンが大量に捨てられている光景でした。
捨てられるクレヨンの中には、一度使われただけの物もありました。
その夜、彼はネットで調べてみると、毎年35トンものクレヨンがアメリカで捨てられていることが分かったのです。
この事実に驚いたブライアンは、レストランに戻り、ゴミとして処分されるクレヨンを回収し、レストランの店長に、今後捨てるクレヨンを全て取っておいて欲しいと頼みます。
彼は他の6つのレストランでも同じことをします。
これがブライアンによる、クレヨンイニシアティブの始まりだったのです。
クレヨンをリサイクルするのです。
彼は友達と一緒に、自宅のキッチンの鍋の中でクレヨンを溶かします。
溶けたクレヨンを型に流し込みます。
鮮やかなクレヨン。
固まったら型から抜き出します。
子どもが握りやすいようにと、少し太めに作ります。
完成したクレヨンはキレイにパッキングして、闘病している子どもたちの施設や学校などに寄付されます。
子どもたちは大喜びで、思い思いの絵を描きます!
これは全て無償で行っているというから素晴らしいですね。
<出典>Facebook
https://www.facebook.com/thecrayoninitiative/photos_stream
Photo by Ruth Hartnup