海外では養子を海外から迎えるということは珍しくありません。
ですから一つの家庭に肌の色が違う子供が大勢いるということもよく見られる光景です。
そんな海外から養子を迎えようとしたある夫婦の話をご紹介しましょう。
・養子を迎えるのに長い年月を必要とした家族
アメリカ合衆国では中国、エチオピア、ロシア、韓国などから養子を迎えるということが多いのですが、ブレイザックさんが迎えたのは10歳のエチオピアの少女でした。
妻のウィットニーさんは3人の子供たちと一緒に空港で養子のティーゲストちゃんを待っていました。
そしてティーゲストちゃんを見た瞬間に感極まって涙を流したというのです。
ブレイザックさん夫婦は2012年に結婚10周年を迎え、エチオピアの孤児のもとを訪れる宣教師に同行しました。
そしてエチオピアで10日間、プレイザックさんは孤児と一緒に過ごしたのです。
ティーゲストちゃんは当時6歳でしたが、非常に過酷な環境の元で暮らしていました。
そんな中でも笑顔を絶やさないティーゲストちゃんにプレイザックさんは心動かされたのです。
・ティーゲストちゃんを養子に迎える試練
プレイザックさん夫妻はティーゲストちゃんのことが忘れられず、国際養子縁組をしようと決意しました。
しかしそれは簡単な話ではなく、人身売買や金銭巻き上げといった悪質な斡旋業者もはびこっています。
実際にプレイバックさん夫妻もお金を振り込まないとティーゲストちゃんを別の家族に入れると言われたのです。
その時夫婦はエチオピアとアメリカで人身売買をする業者におよそ80万円をだまし取られました。
そんな困難を乗り越えて4年後、3番目に頼った斡旋業者がティーゲストちゃんを養子に迎えるための手続きをしてくれたのです。
ようやく再会した家族はティーゲストちゃんをホープちゃんという名前に変更し、新しい人生を送ることになったのです。
大変な4年間を贈った家族は希望にあふれる家庭をこれから築き上げていくことでしょう。
Photo by The Long Journey Home: One family’s fight for adoption