日本でも毎日のように悲惨な事件のニュースを目にします。
世界中では目も当てられない紛争も起きていていますが、そんな中でもたくさんの素晴らしい感動的なドラマも生まれています。
瀕死の赤ちゃんを救うために、ペルーの小さな町で起きた感動の実話を紹介しましょう。
・瀕死の赤ちゃんが・・照明施設のない滑走路に奇跡の光が・・!
ペルーのロレト州にある小さな町、コンタマナで、その出来事は起こります。
2013年の4月、コンタマナに住む一人の女性は、難産の末に、女の赤ちゃんを出産しました。
しかし、この生まれたばかりの赤ちゃんは、羊水をたくさん飲んでしまって呼吸が出来ない状態です。
とても危険な状態にある赤ちゃんでしたが、コンタマナという人口2万6000人という小さな町の病院には救急設備がなく、赤ちゃんを助けることが出来ません。
瀕死の赤ちゃんを救うためには、他の設備の整った病院へと急いで搬送する必要がありました。
しかし、すでに日は落ちており、地元の空港は閉まっていました。
さらにここの滑走路には照明施設がありませんでした。
夜間の離陸はとても危険でしたが一刻を争う事態に、この小さな町の人たちは、とある感動的な奇跡を起こすのです。
・300台ものタクシーやバイクが空港に集結!涙なしには見られないショートムービーが
この緊急事態の中、真っ先に動いたのは、地元ラジオ局でパーソナリティーを務めているアドルフォさんでした。
「今すぐに集まってください!」と彼は、ラジオ放送を通じてコンタマナ全域のタクシーの運転手に呼びかけたのです。
この呼びかけを聞いたタクシーやバイクが空港に続々と集結します。
その数はなんと300台にもおよび、車とバイクのライトの光で滑走路が照らされ、赤ちゃんを搬送するための飛行機は無事に飛び立つことができたのです。
このおかげで、瀕死状態にあった赤ちゃんの命は取り留めることが出来ました。
困った人を助けたい!というたくさんの人たちの思いが起こした奇跡は、本田技研工業によりショートムービーとなっています。
暗いニュースが多い世の中ですが、このように感動をもたらしてくれるニュースもあります。
涙なしには見られないショートムービーです。
Photo by april