化学の技術はすざまじいスピードで進歩しており、母親しかわからないことも父親が味わえるようになってきました。
その一つが胎動です。胎動とは、妊娠中にお腹の中で赤ちゃんが母親のお腹を蹴ったり、ぐっと押したりする動きを感じることを言います。
母親の体の中で起こっていることですから、父親が実感できるのは父親が母親のお腹を触ったときに赤ちゃんがたまたま動いてくれたときだけです。
しかしそれを感じてみたいという父親は多いので、そこでベビー用品会社のHuggiesが胎動を実感できるベルトを開発したのです。
ベルトの構造は母親用と父親用の2つからなっており、センサーにLEDが設置されています。
母親に装着されているベルトに赤ちゃんの動きが反応すると、父親がつけているベルトにダイレクトに伝わり、ベルトがその動きを再現してくれるのです。
数組の夫婦が体験しました。
お腹の大きな妻の横に座り、妻が装着したベルトを通じてわが子が元気に動く様子を実感することができた父親は誰もが喜びの表情と感動の声を残しています。
自分のお腹に伝わる、わが子の動きに、ビックリする父親たち。
あまりに感動して泣いてしまった父親もいました。
ベルトの中に装着されたLEDが今赤ちゃんがどこで動いているか教えてくれますし、たくさん動いている様子に感激する父親も。
そんな父親をほほえましく見守る母親の姿も見られます。
このベルトは父の日向けのCMとして南米で作られたため、残念ながら現在は販売されていません。
しかし、Huggiesは、いろいろ選べるように準備をしているようなので、日本でもそのうち父親が胎動を実感できる日が来るかもしれません。
わずか46秒のCMにはベルトの開発の様子から、ベルトの説明、実際に体験している様子が見られます。
胎動という特別な感動は今まで母親のお腹を触ることでしか感じることができませんでしたが、それが自分のお腹でも感じられるというのは父親にとって、父親の実感と自覚を沸き上がらせるきっかけにもなるのではないでしょうか。
早く実用化されて、みんなが体験できるようになるといいですね。
<出典>YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=nl0fck9yhG0