日本をはじめ、たくさんの先進国では少子化が大きな問題となっています。
1960年代までの出生率はどの国も2.0ほどはあったのですが、この数値は歳月とともに低下する一方です。
世界的に悪化する一方の少子化問題ですが、その中でデンマークの出生率だけが一気に上昇し、注目を集めています。
・出生率が14%もアップ!デンマークの少子化対策がすごい!
北欧の国、デンマークも他の先進国と同じように少子化問題に悩まされていました。
1.37という低い出生率が、政府の本格的な少子化対策により一気に上昇したのです。
デンマークと日本の出産事情はとても似ていて、第二次世界大戦後、日本と同じようにベビーブームが到来し、出生率は2.0を保っていました。
しかし、1970年代に次第に工業国となると出生率がガクンと低下、一時期は1.37にまで下がってしまったのです。
デンマーク政府は、出生率を上げるために本格的な少子化対策をスタート、その内容が日本では考えられないほどに素晴らしいのです。
まず、小学校から大学までの教育費が無料です。
さらに、子ども手当を充実させて、長期の育児休暇も男女ともに与えられるといったものです。
その結果、デンマークの出生率は急上昇し、昔以上の出生率にまでなったのです。
日本でも政府がここまでやってくれれば、少子化問題もすぐに解決できるでしょうね。
・画期的!デンマークの少子化対策キャンペーンの内容とは・・
政府による少子化対策で少子化問題を見事打破したデンマークですが、まだまだ安心は出来ないとばかりに、デンマークの旅行会社では、画期的な少子化対策キャンペーンを企画しました。
『旅行中に子作りをしよう!』という趣旨のキャンペーンで、その名も「デンマークのためにやろう!」です。
このキャンペーンでは、旅行後に妊娠が発覚すれば子連れ旅行が無料になり、さらにおむつ3年分がもらえるという、これまたすごい内容です。
2014年からスタートしたというこのキャンペーンは、国内で大流行し、2016年にはベビーブームが再来すると言います。
日本をはじめ少子化問題に悩む先進国は、デンマークをぜひとも見習ってほしいものです。
Photo by Do It For Denmark! | Spies Rejser