子育て支援や町おこしなどの地域の課題に、人工知能が取り入れられようとしています。
人工知能といえば、アトムなどのロボットのようなイメージで、とても身近なものには感じられないのですが、子育て支援などの地域活性化に、人工知能が大いに役立ってくれようとしています。
・子育て支援もハイテク化の波!人工知能が町おこしをサポート!
政府は子育て支援や町おこしなどの地域課題に関しての質問や疑問に、人工知能が回答してくれるという新しいサービスをスタートさせます。
これは企業向けのサービスで、国や地方自治体の持つ膨大なオープンデータの中から、問い合わせ内容に最適なデータを人工知能がピックアップして、提供するというものです。
webサイトに質問を入力すれば、人工知能がその質問の意図を自動で解釈してデータが持ってる意味と結びつけます。
そして膨大なオープンデータの中からぴったりの回答を持ってくるという優れものです。
人工知能ということで、個人的な解釈などが挟まれない分、正確で作業効率も抜群です。
子育て支援事情の企業に関しての質問をした場合には、予定地域の未就学児の推移のデータや、国が定める保育サービスについての情報が掲載されたサイトなどを紹介してくれます。
このサービスの狙いは、地域課題の解決に取り組もうとする企業家をサポートして、競争を強化することです。
2016年度中には一部地域での実証実験が開始され、17年度には対象エリアが拡大されて、18年度から実用化を予定しています。
・人工知能によるQ&Aサービスを提供する企業も!
人工知能の持つ特性は、質問の文脈を解釈して蓄積されたデータからぴったりの回答を探すという技術につなげるのはとても有効です。
過去の膨大なデータを活用した、人工知能によるQ&Aサービスを提供する企業も増えています。
他に、江戸川区の図書館では、図書館の利用者に対して施設の案内や質問に答えるサービスもスタートしています。
これまで活用しきれなかったデータは人工知能を活用することで最大限に活かすことが出来ます。
これからもさまざまなソリューションに繋がると期待されています。
Photo by Quinn Dombrowski