ロボット先生が授業をする時代もそう遠くはないかも知れません。
アメリカや韓国、中国などの学校では、すでにロボット先生が数年前から登場しています。
また日本でも人工知能を駆使した未来型学習塾も開校しています。
ロボット先生に抵抗がある人も多いかと思うのですが、実は多くのメリットがあります。
・ロボット先生が教壇に立つ日もそう遠くはないかも!
日本の未来型学習塾では、人工知能を駆使して数学の授業が行われています。
各生徒に一つずつ人工知能=AIを搭載した「Qubena(キュビナ)」という端末が配られ、それぞれ個々のレベルに応じた授業が展開されています。
「Qubena(キュビナ)」に搭載されたAIが、それぞれの解答プロセスや理解度などを収集、蓄積、解析していきます。
使えば使うほどに、生徒のことを正確に把握した先生になっていくのです。
これまでのような一人の先生に対して大勢の生徒を教えるスタイルには無理があります。
一人の先生ではクラス全員のことを正しく把握することはできず、理解できない生徒がいても、そのまま置き去りにされてしまいます。
特に数学の場合には、積み上げ型の学問です。
一度つまずいてしまうと取り返しがつかなくなり、数学嫌いになります。
「Qubena(キュビナ)」があれば、マンツーマンでの学習なので、ミスした時には間違いの原因を検出でき、分かっていない部分を分かるまで学習できます。
・人間の先生がいなくなるの!?
「Qubena(キュビナ)」のようなAI搭載のロボット先生は、今後、数学以外にも教科を広げ、さらに子どもだけの学習塾にとどまらず、大人の学びや世界中の全ての人達の教育システムを担う可能性は十分にあります。
今後AI教師が進化し普及すれば、教育の現場から人間の先生がいなくなる日がくるのか、と言われればそんなことはありません。
AI教師が人間の先生をサポートすることで、負担がかなり軽くなります。
生徒一人ひとりの問題に向き合う余裕も出てくるので、学習の効率化と同時に、人間の教師にしかできないいじめなどの問題にもしっかりと取り組むことが出来ます。
AIによる教育革命は確実に進歩しています。
Photo by Jan Krutisch