警察官は市民を助けるのが仕事、という言葉はドラマやアニメの中ではよく聞くセリフです。
そんな警察官の職務を目の当たりにしたとき、改めて私たちは感動を覚えるのかもしれません。
・女性警察官が取った行動
アメリカ合衆国アラバマ州在住のブライアンさん、ミシェルさん夫妻は警察官です。
2人とも市民のために働いていますが、ある日ミシェルさんの帰りが遅くなりました。
理由を聞いたブライアンさんはその内容に感動し、SNSサイトに投稿、世界中から反響を呼ぶことになったのです。
ではミシェルさんの帰宅が遅くなった理由は何か、それは夜21時のことです。
警察署に小さい赤ちゃんが泣いているという通報が入ったためミシェルさんは現場に急行しました。
すると薬物過剰摂取により父親は呼吸が止まっており、母親も虫の息と言ったところだったのです。
泣き叫んでいたのは4人の子供たちで、そのうち一人は生後1カ月という幼い赤ちゃんでした。
ミシェルさんはどうにか助かってほしいと願いましたが、問題は病院へ搬送する間の子供たちの世話です。
近隣住民が面倒を見るといってくれましたが、警察が保護するのが決まりのためミシェルさんは勤務時間外にもかかわらず児童福祉スタッフが来るまで面倒を見ることにしたのです。
・ミシェルさんの行動に感動した夫
ミシェルさんの同僚が夫のブライアンさん宛にミシェルさんは帰宅が遅くなる理由を写真付きで伝えました。
警察官と言えば命の危険と隣り合わせの職業ですから、ブライアンさんも不安になるでしょう。
そして送られてきた写真にはまっすぐ前を見て、1カ月の女の子を抱っこするミシェルさんが映し出されていたのです。
すやすやと安心したように眠る赤ちゃんを抱くミシェルさんの姿を見て、ブライアンさんはこれほど美しい姿は見たことがないと感動しSNSに投稿しました。
負傷者の保護、それから子供たちの安全確保という警察官の職務を全うしたことに全世界から称賛の声が届きました。
警察官は何かとニュースに取り上げられることが多く、そのほとんどが不祥事です。
しかしこうした責任感の強い、職務に従順な警察官の方が多いのだということを忘れてはならないのかも知れません。
Photo by Monica H.