ミレニアル世代をご存じでしょうか。
日本でも団塊の世代やゆとり世代など、各世代に名称がつけられていますが、ミレニアル世代はアメリカで1980年代から2000年代初頭に生まれた世代をさします。
・ミレニアル世代って何!?
日本では聞きなれないミレニアル世代ですが、アメリカではこの世代が注目されているようです。
1980年以降に生まれた30代半ばくらいまでの人たちをミレニアル世代と呼んでいます。
アメリカでは他に、第二次世界大戦後からベビーブームが収束するまでの1946年から1964年生まれのベビーブーマー世代、そして、ベトナム戦争が終わるまでの1965年から1980年生まれのX世代があります。
ミレニアル世代は、今アメリカの3分の1を占めるもっとも人口の多い世代となっています。
ミレニアル世代は、幼少期からデジタル機器やインターネットと接してきているために、FacebookなどのSNSにも積極的に参加しているために、デジタルネイティブとも呼ばれています。
・ミレニアル世代の特徴について
ミレニアル世代の特徴には、デジタルネイティブの他に、就職難や未婚・晩婚、多様性、無党派といったキーワードが挙げられます。
また、この世代は、子供の大学費用を着実に備えているとされています。
他の世代よりもきちんと子供の学費の準備をしており、公的な積み立て制度も利用して多くの貯蓄を行っているそうなのです。
この理由として、将来についての楽観的な見方や自信があることや、子供の大学費用は親が全額負担すべきと考える割合が高いことが挙げられるとしています。
アメリカのミレニアル世代は、日本の同じ世代にも通じるところがあるようです。
より自由な発想で世の中を変えていってくれるのでしょうか。
・ミレニアル世代の子育て
日本でも20~35歳くらいまでの比較的若いママたちは、「ゆとり世代」と言われることも多く、かつ、このミレニアル世代に当たります。
「ゆとり世代」というと、あまり褒められていない場面で使われることが多いのですが、実際の「ゆとり世代」はバブルを知らない世代で、幼少期に氷河期を経験し、比較的、手堅い傾向があります。
子供に習い事をさせたり、将来の進学に備えて貯金したり、手堅い子育てをしているママたちが多いようです。彼らの価値観は、その子供たちにも伝わっていくと考えられます。
Photo by Eduardo Merille