お正月といえば初詣にしめ縄にと、いろいろな過ごし方がありますし風習を大切にする人も多いでしょう。
実は赤ちゃんや子供と楽しめる風習が日本各地にあり、ほかの地域では見ることができない特別な行事となっています。
ではどのような風習が、どの地域にあるのでしょうか、見てみましょう。
・秋田と静岡の変わったお祭り
日本を東西に分けたとき、東日本のある地域では伝統的で、ほかから見ると面白い風習が残っています。
東北地方の秋田県では毎年2月14日に小正月行事が行われ、炭俵、米俵に縄を付け、そこに火を付けて振り回す火振りかまくらと言う祭事があります。
この火を付けた縄が振り回される様子は冬の夜に灯す火の輪となって幻想的な雰囲気を作り出します。
それから東海地方の静岡県では五穀豊穣を祈る室町時代から続く田遊び祭りが行われます。
村方が時代装束に身を包み、参道を練り歩いて本堂前では七段の舞が披露されます。
さらに最後は福持投げが行われ、大勢の人でにぎわいます。
・おせちを食べる日は地域によって違う
おせち料理と言うとお正月に食べるものと思っている人が多いですが、もともとは大みそかに食べるのが習わしでした。
今では多くの地域が正月に食べていますが、北海道や東北、長野、新潟では今でも大みそかにおせちを食べる風習が残っています。
ほかにも青森県のウニとアワビを使ったいちご煮、石川県のだし汁が入った寒天に散らした卵が美しいべろべろ、滋賀県の鮒ずしなどがあります。
このように、子供から大人まで楽しめる日本各地の風習、あなたの地域でも探してみてはいかがでしょうか。
Photo by T.Hagihara