アンパンマンが嫌いな子どもはまずいないでしょう。
子供が嫌いな病院や歯科医などにもアンパンマンは必ずいて、不安な気持ちの子どもたちを慰めてくれます。
どうしてアンパンマンがここまで子どもたちに人気なのか、その秘密を探ってみましょう。
・アンパンマンの色や形が人気の秘密!
アンパンマンは、まだストーリーも理解できない1歳2歳を中心にして人気です。
正義の味方・アンパンマンですが、ストーリー以前に人気の秘密があるようです。
アンパンマンの色や形が、子どもたちの興味をくすぐっています。
赤ちゃんはまず、黒や白、グレーといった色を認識し、さらに赤や緑、青、黄色などのはっきりとした原色を認識するようになります。
アンパンマンの服や鼻、ぽっぺは赤色ですし、手足やベルトは黄色と、小さな子どもたちにも認識しやすい原色が使用されています。
形も大きなポイントで、赤ちゃんが最初に認識するのは丸です。
視覚がまだ未発達の赤ちゃんは、輪郭のはっきりとした丸い形に反応します。
アンパンマンの顔の輪郭も目、鼻も、ほっぺも全て丸だけで描くことができますね。
このアンパンマンの形も子どもに親近感を与えているのですね。
・アンパンマンの名前もポイント!
アンパンマンの名前も人気の秘密です。
生後4か月くらいから「あー」などの喃語を発せられるようになります。
少しずつママやパパ、わんわんなどの反復音も上手に話すことができるのですが、アンパンマンという言葉は乳児にも発音しやすい言葉で構成されています。
アンパンマンは色も形もそして名前まで、小さな子どもたちにも認識しやすいキャラクターとなっています。
分かりやすいストーリー展開とたくさんの仲間たちで、成長段階に応じて長く子どもたちに愛されています。
Photo by Donnie Ray Jones