子供が行方不明になったなど、子供が犯罪に巻き込まれる事件は毎日のように報道されていますが、誘拐などの犯罪で一番多いのが登下校の時間帯です。
最近は学校でも当番制で登下校に親が付きそう、公共放送で近所の人への見守りを呼びかけるなどの対策をとっていますが、それでも絶対に安全とは言えません。
登下校の危険から子供を守るには、学校や自治体に頼るだけではなく、親もしっかり対処をしておく必要があります。
1)防犯ブザー
一昔前だと、防犯ブザーを持たせるという方法が主流になっていました。
もちろんこれは、危険が迫った時にとても有効な対処法と言えるのですが、いきなり車に連れ込まれてしまったり、両手を塞がれてしまったらブザーを押すことが出来ないので、状況によっては役に立ちません。
ですのでブザーを利用する場合、ランドセルなどにつけておくのではなく、登下校の時は手に持たせるようにしましょう。
2)GPS付きケータイ
最近はGPS機能がついた子供用の携帯電話を持たせる、という親御さんも増えています。
GPSがついていれば、行方不明になってもすぐに場所がわかるというメリットがありますが、残念ながら襲われた時にすぐに役立つわけではないので万能とは言えません。
ただ、電話というのは犯罪者への牽制になります。
集団で登下校していても、通学路から少し外れたところに家があれば一人の瞬間が出来てしまいます。
こういった隙間時間に、子供に電話で話しているふりをさせると、襲おうと思ってもすぐに誰かにバレてしまうと思い犯罪者は近づかないようです。
このように、単に防犯グッズを持たせるのではなく、親がその利用法をきちんと考えてあげることで子供を登下校の危険から守ることができるようになりますね。
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