出産後の体型の変化には、骨盤のゆがみが大きく関係しています。
母乳育児によって体重は元に戻っても、体型が戻らないというママさんがとても多いのですが、これは骨盤のゆがみによるものなのです。
産後には骨盤体操などで骨盤のゆがみを矯正することが、体型を戻すためにもママの健康のためにも大切なことだと言われています。
骨盤は妊娠中に大きく広がり、産後3ヶ月くらいかけて左右交互に少しずつ縮みながらゆっくりと元の状態に戻っていきます。
骨盤は正常な位置に戻ろうとするものの、妊娠前に骨盤のゆがみがある場合や、妊娠中にカラダのバランスが悪かったりすると、正常な位置に戻りづらくなり、骨盤がゆがんだ状態となるのです。
ですから産後3ヶ月ころまでには、猫背や、椅子に座った時に足を組むなどの、カラダを歪めてしまう習慣を改善して、骨盤体操などで骨盤が正常な位置に戻るようにしてあげることが大切なのです。
骨盤がゆがんだままになると、体型が元に戻らないと同時に、肩こりやむくみ、冷え性などの原因にもなります。
骨盤体操は、産後2ヶ月くらいから6ヶ月までに行うのがおススメです。
骨盤を元の位置に戻すための体操やスクワットなどがありますし、他にも骨盤ベルトなどを使用するという方法もあるでしょう。
育児をしながらなかなか体操をする時間がない、難しい場合でも、骨盤ベルトやリフォームインナーなどの助けを借りて骨盤のゆがみを戻すことができます。
また、整体やマッサージなどのプロの手を借りることもできます。
定期的に骨盤を戻すための施術を受けることで、より効果的に骨盤のゆがみが改善されます。
骨盤のゆがみはママの健康に大きな悪影響を与えます。
子育てという激務を乗り越えて健康に暮らすためにも、出産後は、骨盤体操などをして骨盤のゆがみをきちんと矯正しておきましょう。
Photo by Loren Kerns