妊娠中は誰でも太りますし、太っても恥ずかしい事ではありません。
芸能人やモデルは出産後上手に産後ダイエットをするので、出産を経験した人とは思えないほど短期間で元の体型に戻します。
でもこれは、ベビーシッターに子どもを預けたり、専属のトレーナーや、食事管理をする栄養士などが付いて産後ダイエットをしているからです。
芸能人やモデルは人前に立つのが仕事ですから、復帰をするためにはダイエットも重要な仕事のうちですから仕方ないのです。
多くの一般のママも芸能人やモデルに憧れて、産後ダイエットに励みますが、芸能人やモデルを目標にするのはあまりおすすめできません。
産後に無理をすると産後の肥立ちが悪くなります。疲れやすくなって育児がつらくなったり、母乳の分泌が悪くなることもあります。
産後の肥立ちの悪さは、数十年後に、ママが年を取ってからも影響します。
妊娠と出産時には、ホルモンバランスも大きく変化しますので、太るのも当然なのです。
出産後は徐々に体の傷もダメージも、ホルモンバランスも戻っていきますが、このペースも個人差があるので、無理は禁物です。
ゆっくり自分のペースで戻していきましょう。
焦ってもいいことはありませんし、自分にも赤ちゃんにも影響が出てしまいます。
出産後は体を冷やさないように注意しながら、姿勢や食事の栄養バランスに気を使っていれば、特に運動をしなくても自然に戻っていきます。
体重が戻らないとしても、体が回復してからダイエットすればいいので焦ってはいけません。
産後の肥立ちが悪いと、将来の更年期の症状が悪化しやすいとも言われていますから、くれぐれも無理はせず、ゆっくりと戻していく事を優先してください。
産後に簡単なエクササイズやヨガをするなら「ちょうど気持ちいい」と感じる程度にして、体調がすぐれず、しんどい時、痛みがある時はやめましょう。
母乳育児のママは、バランスの取れた食事を取って、母体と赤ちゃんに栄養を届けることが優先です。
産後にサラダばかり食べているような無理な減量は絶対にマネしないようにしましょう。
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