2015年６月１日から道路交通法が改正されました。
…と聞いても、他人事のように感じているママさんも多いかもしれませんね。
今までの危険運転の罰則は、真面目に運転しているみなさんにはあまり関係ない内容でしたが、これからは違います。
年々増えてきた自転車の事故を減らすために、自転車の取り締まりを強化され、なんと14歳以上の全ての人に、大きな影響があるほど大きな変更があったのです。
今までは酒気帯びや危険運転など、悪質な違反をする人に「赤切符（罰金）」というものが出されていましたが、うっかりの信号無視などの場合には軽い罰金のみで、特に摘発の対象にはなりませんでした。
でも、これからは交通違反を行った自転車運転者は、自動車と同じように「青切符（反則金）」が摘発されることになり、違反すると軽度の反則金を支払う義務が生まれました。
つまり、これからは自転車にも、自動車同様の「青切符」が適用され、見過ごされてきた軽度の違反も、摘発が増える見通しなのです。
注意すべきことをまとめると…
●運転中のスマホ利用やイヤホンで音楽を聞くことは「安全運転義務違反」になる可能性がある
●「青切符」を３年以内に２回以上摘発されてしまうと、反則金代わりに警察が実施する一回5,700円の「安全講習」を受けなければいけなくなる。
さらに子連れで自転車に乗るママさんが気をつけたいのが、下記３点です。
●傘差し運転の禁止
雨でも乗る場合は、レインコートを着用してくださいとのこと。透明のビニール傘ならOKという話がまことしやかに広まっていましたが、そのような事実はありません。
●専用自転車以外での２人乗りの禁止
一発で切符を切られてしまいます。ただし、小さい子供専用の椅子がついていればＯＫ。前後に椅子をつけて３人乗りまでは道交法上認められています。でも実際は転倒事故も多いので、ママさんたちは十分にお気をつけくださいね。
●２台でおしゃべりしながら並走の禁止
これも家族や友だち同士で、ついやってしまいがちです。14歳以上は取締の対象となるので、お子さんにもよく言って聞かせましょう。
確かに危ないので取り締まりが必要ですが、今まで当たり前のように見ていた運転が、重要な違反になってしまうのです。
子連れママさんの大きな味方、自転車。
改正されたルールを知って、上手に使いこなしていきたいですね。
Photo by Paul L Dineen
