「柱の傷は おととしの五月五日の 背くらべ」。
おなじみの、こどもの日に歌われる背くらべの歌にもあるように、昔の家は柱に子どもたちの成長の記録が残っている風景が普通でした。
ただ、賃貸だと、自宅の柱に傷をつけられませんし、持家でも柱はちょっと、というママは多いでしょう。
そこでおすすめなのが、木製のスケールや、紙のスケールです。
木製のスケールはずっと飾っておけばインテリアの一部にもなりますし、紙のスケールであれば、普段はしまっておいて、毎年決められた日に出して、身長を測るのを家族の行事にするのも素敵ですよね。
子どもの身長が年々伸びて、大きくなっていく様子を記録しておくのは、親にとっても感慨深いものですが、子ども本人にとっても大切な成長の証になります。
1年前、2年前の自分の身長とくらべて、こんなに大きくなったよ!と誇らしく思う気持ちは、子どもにもとても大切な体験となっているのだそうです。
特に、家から出て幼稚園や保育園に通うようになると、1年進級するごとに、お兄ちゃん、お姉ちゃんの自覚も生まれるようになります。
その時に、自分の昔の身長とくらべて、大きくなっていることを実感できるというのは、心が成長する上でも良い影響を与えてくれるのだそうです。
厚生労働省が発表している統計調査によると、男女ともに、3歳から小学校に入学する6歳までの間に、身長は10㎝以上伸びるということですから、その記録を残しておかないのはもったいないと思いませんか?
お誕生日やこどもの日など、そのご家庭にふさわしい日を決めて、毎年家族揃って、その子の成長を祝ってあげられたら、とても良い思い出になると思いますよ。
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