子育ては、どんなに育児書を読んでみても、実際には分からないことばかりです。
特に、初めての子どもの時には、親も子どもも毎日が初めての連続で、戸惑うことばかりです。
親は、試行錯誤を繰り返しながら子どもを育てていく中で、いろいろなことを学び、成長していきます。
子どもの成長と一緒に、親も成長していくのが、子育てなのです。
親が、子どもの成長とともに自分も成長したな、と思う場面はどんな時なのでしょうか。
それまで仕事をバリバリしていた女性でも、子育てでは分からないことばかりです。
言うことを聞かない子どもに、すぐに感情的になってしまう自分を目の当たりにして、自分の未熟さを痛感することも多いでしょう。
子育てを通じて親は、自分の未熟な面をいろいろと見せつけられていくのです。
大人の理屈、都合、価値観が全く通じないのが子どもです。
イライラしてしまう自分、子どもを相手に本気で怒ってしまう自分、悩み過ぎてしまう自分に、自信をなくしてしまうこともあるでしょう。
しかし、そこから成長できるのです。
思い通りにならないことにイライラするのは、子どもがダダをこねることと一緒です。
このようなことに次第に気が付き、大人として成長できるのです。
子どもの言い分を聞いてあげる心の余裕が持てた時、子どもの目線に立って考えることが出来た時、こんな時に、自分も成長したな、と実感できるのではないでしょうか。
子育てに、これという正解はありません。
子どもから、たくさんのことを学びながら、親も成長していきます。
パーフェクトを目指さず、自分なりに子どもと一緒に成長することができれば良いですね。
Photo by banspy