子育て中でも夫婦仲は円満でありたい、それは子どもの情緒面にも影響します。
ではどうすればいいのかというと、まず現実を受け入れることです。
夫婦は元々別の環境で育った男女が一緒に暮らすことから始まります。
しかし十人十色というように、性格も考え方も夫婦で違って当たり前です。
ですからお互いに自分の意見がどのくらい正しいか言いあうのではなく、子どもを幸せに育てるためにお互いを尊重すること、理解することが大切です。
またいくら夫婦と言えど、男と女であることには違いありません。
子どもが生まれる前は二人で一緒に楽しく過ごし、一緒にいろいろなことをしてきたはずです。
ところが子どもが生まれると二人にとって大切なことは子育てだけになってしまいがちで、二人が男女の関係であるということを忘れてしまうことが多いです。
そうならないためには一緒に趣味に興じる時間を持ったり、デートを楽しんだりするなど工夫することも必要と言えるでしょう。
子どもが安心するのは夫婦仲のいい両親ですから、子どもの前でも仲がいいところを見せましょう。
たとえばキスや軽いボディタッチをするなどといった度の過ぎない愛情表現です。
夫婦2人が仲良く過ごしているというのは子どもにとっても結婚することがどれだけいいことか分かるきっかけとなります。
もちろん反抗期や思春期に入るとまた子どもの考え方や受け止め方が変わってきますので、ケースバイケースで対応しなければならないこともありますが、お子さんが小さいうちは夫婦仲がいいことを示してみてください。
Photo by Keith McDuffee