男性と女性では体の構造が違うように、物事に対する見方や考え方も違います。
これが分かっていても、家の事や子育てに関して夫婦で意見が食い違う事はよくありますし、その度になぜ理解してくれないのかと怒りにも似た感情が沸いてしまいます。
●産後クライシスを乗り切るための法則とは?「30分の自由時間」
元々仲が良かった夫婦でも、出産を機に夫婦仲が悪くなり離婚をするケースも少なくありません。
心理評論家の植木理恵氏によると、やってあげたよ感は男性よりも女性の方が気が付く傾向があり、やってあげたよ感を出さなくても女性は分かっているのです。
それを知らない男性は、やってあげたよ感を出すとトゥーマッチになってしまいます。
産後は自分の子どもを守るために、プロラクチンが分泌し、攻撃性が高まりイライラしがちになる傾向があります。
産後に急速に夫婦仲が悪くなる産後クライシスは、プロラクチンが原因とされていて、産後クライシスは、50年前の心理学にも登場するそうです。
夫が育児や家事に協力的であったかどうかは、女性のストレスの低減にあまり関係ありません。
産後の妻のストレスを低減させるには、30分間の自由時間を与える事で解決する事もあります。
●不満が一致しれいれば乗り越えられる!?
離婚の危機がある夫婦診断では、「相手に一番不満に思っていること」「相手が自分に一番不満に思っていそうなこと」を書いてもらいます。
脳科学評論家の澤口俊之氏によるとお互いに思っている不満が一致しない夫婦は、将来 離婚する可能性が高く、夫婦の価値観が一致する夫婦ほど離婚の危機が少なくなるそうです。
また、家事や育児は夫婦で分担するべきと考え実践している夫婦は、将来 離婚する可能性が高いとも言われています。
分担制にしてしまうと、自分の方が大変と不満も出てきます。
主がどちらか決めている夫婦はあまり不満が募らない傾向があり、たまに家事をやってくれると凄く感謝できるのです。
どちらが主従か?責任がはっきりしないことが夫婦の亀裂を招く事になるなら、最初に話し合いはっきりさせておく事が大切です。
Photo by Parker Knight