子ども向けの教育番組や、子ども向けの簡単なゲームなどもありますが、このようなメディアに長時間触れ続けることは、子どもにはどんな影響があるのでしょうか。
私達の生活には、もはやテレビは必要不可欠な存在になっているのではないでしょうか。
天気予報や時計かわりにと、朝一番にテレビをつけて、その日の経済ニュース、スポーツの結果を見たり、芸能ニュースをチェックして、夜になれば、クイズ番組、好きな芸能人の出ているドラマなど、大人もテレビに一日中釘づけになっているのではないでしょうか。
また、ゲームが好きなパパも多いですから、子どももその影響で、早いうちからゲームにはまってしまいます。
このような子どもの頃からの長時間のテレビの視聴や、ゲームのし過ぎは、子どもの発達に大きな影響をもたらします。
乳幼児の場合には、泣くことや笑うことが少ないなどの、表情の乏しさが目立つようになったり、自分から話しかけようとしないなど、コミュニケーション能力にも問題が出てきます。
他にも、ママやパパの言葉かけにも無反応になったり、視線が合わないなどの問題も出てくる可能性があります。
就学前の子どもというのは、外で元気良く遊びまわることが仕事のようなものです。
それなのに、いつも家の中でテレビを見たり、ゲームをして過ごしていると、感情表現の乏しさ、コミュニケーション能力の欠如などの問題が出てくるでしょう。
また、体力、運動能力の低下や、視力低下も懸念されます。
子どものうちから、頭痛に悩まされたり、疲れやすくなったりなど、自律神経失調症のような症状を訴えるようにもなります。
小さな子どものうちは、テレビやゲームの時間を親がしっかりと制限して、子どもの発育にとって良い環境を作ってあげることが大切です。
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