スマホは電話だけではなく友達とチャット感覚で会話ができたりゲームができたり、写真の管理や動画視聴、ネットショッピングなど持ち歩くパソコンともいえるほどの機能を兼ね備えています。
最近問題となっているのが、「ながらスマホ」による事故です。しかし、スマホを長時間使うスマホ依存症にも注意が必要です。
特に小さいお子さんを持つママ、パパほどスマホ依存には注意してほしいのですが、子どもたちはママに自分を見てほしいと思っています。
ある実験では、スマホをいじっているママの横で子どもたちが遊んでいる様子を観察したところ、子どもたちは2人で遊んでいるように見えながら、短時間のうちに28回もママを見ていたのです。
ママは全くその様子に気づくことはなく、子どもたちを見ることも、声をかけることもしませんでした。
スマホの方が大事になってしまうと、子どもが本当に危険な状態でいるのに気づかない、子どもより自分のスマホを優先してしまうことになりかねません。
ママやパパが自分のことを見てくれないと子どもが思うと、子どもはどんどん閉鎖的になり、本当は親を頼らなければならないシーンで親を頼らなくなってしまいます。
宿題をやらなくてもママやパパが困るわけではない、危ないことをしても止める人はいないと判断してしまうのです。
これは親子のコミュニケーションとしても危険な状態ですから、スマホをいじるのはいいですが、子どもがいるときは子どもとの時間を大切にしたいものです。
子どもはパパやママにシグナルを送っていますので、スマホ依存症になる前に気づきましょう。
また、親の姿がそのまま子どもの教育にもつながっています。
ママやパパの「スマホとの付き合い方」が、数年後、そのまま「わが子とスマホの付き合い方」になるのです。
食事中、人と話している時にはいじらない、など、子どもの見本となるようなマナーを心がけましょう。
Photo by Mike Schmid