ネット社会と言われる現代において子供たちもパソコンやスマホ、ゲームなどから簡単にインターネットにアクセスできるようになりました。
そこで懸念されているのが子供のインターネット中毒ですが、ある母親の行動が効果的と話題になっています。
・母親が残した置手紙
子供のインターネット中毒に悩む母親がある日、子供に1枚の置手紙をしました。
その内容は、無線LANのパスワードを知るためにはキッチンをきれいにした写真を母親に送らないといけないというものです。
しかも指示が細かく、写真を取るときはストーブ側から撮ること、カウンターの上にあるクラッカーの箱を入れること、昔の写真を使わないことでした。
そして最後に母親は、楽しんでほしいこと、幸運を祈っていること、そして愛していると告げたのです。
この手紙がすごすぎると、今世界中の母親から共感を得ています。
・共感のコメントが多数
同じインターネット依存症の子供を持つ母親からは共感のコメントが多数寄せられています。
家でも真似したい、無理やりインターネットを取り上げるよりもこうしたユーモアあふれる方法が効果的、子供は掃除をするしかないと絶賛したのです。
ところでこの手紙を公開したのは実は手紙を書いた母親ではありません。
手紙を見た子供たちが、賢い母親というタイトルとともにSNSにアップしたものなのです。
おそらく子供は手紙を見てキッチンの掃除をし、ピカピカにした写真を指示通り撮影して母親に送ったのでしょう。
手紙が冗談だと思って試しに無線LANに接続しようとしたらインターネットが使えないとなれば、インターネットをあきらめるか、母親の指示通りキッチンをきれいにするしかありません。
母親にとってはキッチンがきれいになると言うメリットもありますし、子供が少しでもインターネットから離れてくれるという安心感もあります。
この状態が続けばいつか子供もインターネット以外のことに目を向けてくれるかもしれません。
Photo by Philippe Put