親同士が子どもを連れて再婚し、血の繋がりがない兄弟などができる家族形態をステップファミリーといいます。
離婚・再婚する夫婦が増加傾向にあるのと同時に、ステップファミリーも増えつつあります。
ただ、親同士は男女の愛があって結ばれるとしても、血の繋がらない子どもを育てるというのは想像以上に大変です。
特にママは、新しいパパに気を使ってしまいがちで、そのため自分の子どもをないがしろにしてしまうことがあります。またその逆に、相手の連れ子が自分になつかないなどの理由から、つい辛くあたってしまうママもいます。
一方、男性は女性のような母性本能を持ち合わせていないため、血が繋がっていない子どもに対して冷たい態度を取ることも少なくありません。
近年はママの連れ子が、新しいパパに虐待をされることも増えていて、最悪の場合殺されてしまうこともあります。
これは再婚せずとも内縁の夫でも同様で、新しいパートナーによって子どもが危険にさらされる可能性は高いのです。
子どもへの虐待を防ぐには、ママが守ってあげるしかありませんが、ステップファミリーの場合はママもどこまでかばっていいのか迷うこともあるでしょう。
子どもをかばうことで、夫から愛想をつかされるのではという不安もあるかもしれません。
しかし、子どもに対して虐待をする人は、男性としてはもちろん人間として最低です。
そんな最低の人にしがみつく必要はありませんし、例えまた離婚となっても恥ずかしいことではありません。
しつけを超える虐待があった場合はもちろん、虐待の兆候があったら、子どもと自分の人生を守るためにもすぐに離れてしまいましょう。
それが虐待なのか悩む場合は、信頼できる人や公的機関に相談してみましょう。いろんな人の意見を聞いて、冷静に考えることで、よい解決法が見えるかもしれません。
Photo by Steve Polyak