ママは自分を犠牲にしてでも、家族の幸せを願い、毎日子どもやパパのために動き回っています。
その献身的な毎日によって、ママはどうしても夫や子ども中心の人生になってしまいます。
子どもの成長に一喜一憂し、支えるパパが仕事で成果を出すのが、自分の喜びになったり。
それが行き過ぎて、実際、多くのママが、夫の職業や年収に頼った生き方になっています。
もちろん特に専業夫婦の場合には、夫が外で働き、ママは家を守って育児や家事に専念することになります。
しかし、一人の女性としての生き方や考え方として、夫の職業や年収にぶらさがったままで良いのでしょうか。
専業主婦でも、外で働いているママでも、今は育児が大変だけれども、子どもが独立したらこうしたい!といった考えを持っておくことが大切です。
そうしないと、いつまでも、夫になしでは生きることができない、自分のアイデンティティを夫や子どもに頼ったままの生き方になってしまいます。
会社勤めをしているママでも、何となく家計のために会社で働くのではなくて、将来こういう仕事がしたい、こんな働き方をしたい!と言った考え方を持っておくことが大切です。
会社や家庭ありきの考え方では、自分の人生を生きているとは言えないでしょう。
60歳近くになった方達の同窓会で、女性のほとんどが、子どもの年齢や夫の会社の話、姑の話しか出てこなかったと言います。
自分自身の話しは一切出てこず、夫や子どもばかりの話しに終始してしまうのは、どれだけ家庭や育児中心の人生だったかという証拠です。
なにも育児や家族のことを一生懸命に頑張ることを否定しているのではなくて、常に周囲に合わせて、自分の欲求を曲げて生きることが良いことなのか、と考えてみることが大切だと思うのです。
常に自分がどうありたいのか、をママも考えながら生きることが大切です。
自分のしたいことを家族や周囲の環境のせいにして諦めるのではなくて、小さなことから自分の好きなことをする時間を作って、自分の人生を生きることが大切です。
自分が本当にしたいことが何なのか、がすぐには思いつかない方もいらっしゃるかも知れませんが、それもで料理やブログ、編み物が好き、といったように何かあるはずです。
ママという立場を置いておき、本当に好きなことを始めてみることで、より充実した人生になるでしょう。
Photo by Tom