我が子の顔を見ることなく亡くなったパパも、家族写真に写りたかった?
かつて結婚記念の写真を撮った場所で、0歳の息子と同じように写真を撮ったら…、出来上がった写真には亡くなったパパが写っていたのです!
心霊写真でしょうか?
果たせなかった家族写真を実現!現代科学の魔法がかなえた素敵なお話です。
●感動!1枚の家族写真に秘められた物語
一枚の幸せそうだけと不思議な家族写真があります。
小さな男の赤ちゃんを幸せそうに抱いている女性と、その横にはやさしい笑顔で寄り添う男性がいます。
しかし、男性は透明人間のように背景が透き通って見えるのです。
幸せいっぱいの笑顔で赤ちゃんを抱いているママの名前はステファニーさんで、その左で微笑んでいるのがパパのトリーンさんです。
実は、トリーンさんは、写真が撮影された時点では、飛行機事故ですでに他界しています。
●人を救うために亡くなったパパ
28歳の救急救命士だったトリーンさんは、飛行機で患者を病院に搬送している時に墜落し亡くなったのです。
乗客乗員全員が亡くなってしまうという、とても不幸な事故でした。
妻であるステファニーさんは、その時妊娠5ヶ月。
トリーンさんは生まれてくる可愛い息子の顔を見ることなく、旅立ってしまったのです。
ステファニーさんは、生まれてきた息子に、夫と同じトリーンという名前をつけたそうです。
●パパの命日に、結婚記念日と同じスタイルで撮影
彼の1年目の命日に、彼女はかつて夫婦の結婚記念日に写真を撮ってもらった写真家のローラさんに連絡をしました。
かつて夫と一緒に写真を撮った時と同じ場所で、息子と写真を撮って欲しいと依頼したのです。
撮影の日、彼女と赤ちゃんは、かつて結婚記念日の撮影をする時に夫婦で着ていた洋服と同じ色合いの洋服を着て、撮影場所に行きました。
それを見た写真家のローラさんは深く感動して、家族三人の思い出を作ってあげたいと、あの不思議な幸せな家族写真を作ったと言います。
●夢にまで見た家族写真に涙がとまらない…
できあがった写真を受け取ったステファニーは驚き、深く感動しました。
パパとママが揃って、わが子を見つめ微笑む、家族写真。かつて夢見ながら、ついに実現しなかった幻の光景。
その写真を見た瞬間から、ステファニーさんは涙が止まらなかったそうです。
突然に彼を失った日から、毎日毎日、彼のことを想い暮らし、とても辛く悲しい日々を過ごしてきたのです。
今、生きていたら、ああだっただろう、こうだっただろう、と思うことばかりだそうです。
肉体はもう消えてしまいましたが、今もトリーンさんの魂は、この一枚の写真のように、ずっとあのやさしい笑顔で二人を見守ってくれているのでしょう。
<出典>
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Photo: Laura Gordillo Photography