フィリピンで、7歳の男の子が早すぎる死を迎え、教会でお葬式を行っていました。
愛されて育ったトレビー君。
トレビー君が眠る棺には白い風船が飾られていました。
トレビー君の元にあった風船のうちの1つが、誰も触れていないのに、突然、ふわっと動き始めました。
風もないのに、その風船1つだけが動いているという、不思議な光景。
まるで意志をもったかのように、ゆっくり移動していく風船。
みんなが見守る中、風船がふわふわと向かった場所は…
トレビー君のお母さんの所でした!
風船はお母さんの横にピタリと止まったまま、今度は上下に揺れ続け、いつまでも、そばを離れようとしません。
涙をこらえて、気丈に振舞っていたお母さんも、これには耐えられず、一気に号泣。
いつの間にか風船はお母さんの腕の中へ。
お母さんは愛おしそうに風船を抱きしめて、泣き続けます。
まるで、トレビー君が最後の挨拶をして、「お母さん泣かないで」といたわっているかのようです。
生前のトレビー君とお母さんです。
最愛の息子が、幼くして自分よりも早く逝くとは、残されたお母さんの悲しみははかりしれません。
トレビー君の魂が、別れ際に、そんなお母さんを慰めて、元気づけようとしたのかもしれませんね。
<出典>
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Photo by Donnie Ray Jones