2年前にあるカップルが結婚式を挙げましたが、その時、1羽の蝶が花嫁のドレスの胸元に止まりました。
これを花嫁はある出会いと思い、涙を流さずにはいられなくなったのです。
・蝶となって祝福してくれた娘
アマンダさんとチップさんは結婚式を盛り上げようと当日友人のフォトグラファーアシュリー・フランツさんに写真撮影を依頼しました。
そして当日、ウェディングドレスに身を包んだアマンダさんを撮り始めたとき、1羽の蝶が胸元に止まりました。
まるで自分を見上げるようなその蝶を見て、アマンダさんは思わず涙を流します。
というのも癌と戦ったアマンダさんのただ一人の娘だけがこの結婚式に出席できなかったからです。
その娘さんのアザリーちゃんは3年前に亡くなってしまい、チップさんと出会うこともありませんでした。
しかしこの蝶がアザリーちゃんだと感じ取ったアマンダさんは喜びアシュリーさんにある注文をしたのです。
・アマンダさんが願ったこと
アマンダさんはアシュリーさんに、アザリーちゃんを一緒にとってほしいとお願いしました。
アシュリーさんはアマンダさんの依頼に応えようと懸命に作品を仕上げました。
そして出来上がったのが、1羽のアゲハチョウが胸元に止まった写真と、左側に息子、右側に影となったアザリーちゃんと手をつないで歩くアマンダさんの後ろ姿だったのです。
この写真を見てアザリーちゃんの闘病生活を思い出したアマンダさんは、放射線治療で髪の毛を失ったアザリーちゃんに合わせて息子と一緒に髪の毛を剃ったことなどを回想しました。
そしてアザリーちゃんのシルエットの頬に手を寄せるアマンダさんの写真を撮り、人生最良の日に最もお祝いしてほしかった一人が蝶となって舞い降りてきてくれた奇跡を見ることができたのです。
アマンダさんはこのとき舞い降りた蝶がアザリーちゃんで祝福してくれているのだと信じています。
そしてこの写真を見た多くの方がアマンダさんとアザリーちゃんの絆を感じ取っていることでしょう。
Photo by torbakhopper