13歳で病死した娘が、死ぬ前に鏡の裏にびっしりと、愛のこもったメッセージを書いていました。
彼女の死後、偶然発見されたお話です。
●イギリスで、12歳で骨ガンの宣告を受けた女の子は・・
イギリスに住むアセナは、明るく可愛い女の子で、6人もの姉妹と3人の兄弟のお世話をしっかりとしていたそうです。
12歳のクリスマス前にして、おでこに膨らみがあるのを発見、そのまま放置していたところ、その後、キッチンで突然倒れ、医師から骨ガンの宣告を受けたのです。
まだまだ未来のある彼女も家族も大きなショックを受けます。
7時間にも及ぶ大手術をし、脊髄から腫瘍が摘出されます。
そして、術後にも化学療法で苦しんだ彼女は、髪の毛も全て無くなり、ついにベッドから動けない状態になってしまいます。
ものすごいスピードで進行するガンと戦った彼女は、13歳の誕生日を迎えた直後、家族に見守られながら亡くなりました。
●死後見つかったメッセージ
アセナが亡くなった2日後に、父親のディーンが彼女の持ちものを整理していた時、あるものを発見します。
それは、彼女の部屋にあった鏡を動かす時に見つけました。
なんと鏡の後ろには、彼女のメッセージがびっしりと書かれていたのです。
ディーンは、「信じられなかった、3千語くらいの長さがあった」と言っています。
アセナが残したメッセージの一部をご紹介します。
「幸せとは私達次第なのです。ハッピーエンドで終わらなくても、お話自体に意味があるのです。」
「幸せは目的地ではなくて向かう方向です。存在することをありがたみ、幸せで自由、信念を持って、いつまでも若くいましょう。」
「毎日が特別な日です。だからできるだけのことをしましょう。明日、人生を終わらせる病気にかかるかもしれないので、毎日できる限りのことをすることが大事です。人生は自分が悪くしない限り悪くなりません。」
誰にも知らせず、一人でこのような素晴らしいメッセージを残したアセナ。
彼女自身がこのメッセージをいつも思い出し、一生懸命にガンと戦っていたのかも知れません。
これらの言葉は、残された彼女の家族をずっと支えてくれることでしょう。
そして生きる人全てに、人生をよくするためのヒントを与えてくれるでしょう。
わたしたちは皆、生きたくても生きられなかったアセナの分まで、幸せに生きられるといいですね。