スウェーデンでボルボを設計しているデザイナーが、画期的な未来の車を考えました。
北欧スウェーデンの自動車メーカーのボルボでは、今、自律走行技術に力を注いでいます。
●赤ちゃん専用助手席という新発想
ボルボを設計しているデザイナーが、家族みんなが楽しく移動するための手段としての未来の車を提案しています。
その未来の車とは、助手席の代わりとして赤ちゃん用のスペースを作ったのです。
子どものために快適なスペースを与えたいと願う富裕層の顧客のために、通常7人乗りの「XC90 SUV」の足元を広げて、4シーターの2016 XC90 “エクセレンス”エディションにしています。
赤ちゃん専用の助手席は、回転式のベビーシートが搭載されているのです。
後部に座るママと対面して乗ることができるという画期的なデザインです。
またママが運転する場合でも、すぐ隣の赤ちゃんを見てあげられるので安心ですね。
少しでも快適に家族みんなが楽しく贅沢に安全に移動するための手段、方法はないか、という発想で生まれたのが、ボルボの未来の車です。
現実にはつっこみどころも多いのですが、自動運転などが実現すれば、このように車内のレイアウトが自由になって、家族が向かいあって楽しく移動できるようになるかもしれません。
常に子どもとアイコンタクトが出来る未来の車は、親にとっても非常に便利です。
大人も子どもも快適で楽しい移動を可能にしてくれることでしょう。
●幼児には専用シートを
一方で、3~4歳までの小さな子どもは首の筋力が不十分なため、後部座席に座らせるのが理想的だと言われています。
より確かな安全のために、後付けのものより、子ども専用のシートに座った方がいいという発想から、こんなキッズ用の座席も設計されています。
●どんどん楽しくなる!未来の車がスゴイ!
ボルボでは、2017年には顧客によるテスト走行の計画もあり、さらに、全年齢対象の子どもたち専用のシートが必要であるかどうかの議論も行われているそうです。
自律走行車の技術もこれからどんどん進歩していき、世間にも浸透していけば、クルマの乗り方も今とは大きく変化すると考えるボルボ。
ドライバーのあり方と同時に、一緒に車に乗る子どもたちの座り方についての研究も重ねています。
他の自動車メーカーも、自律走行の開発にともなって、自由な車内レイアウトの設計に力を注いでいます。
ゆったりとした自宅リビングのような車内をもつ、未来の車。各家庭に普及するのはそう遠い未来ではないかもしれませんね。
<出典>
VOLVO