赤ちゃんを連れて、長時間移動するのは、本当に大変です。
狭い場所で何時間もじっとさせられて苦痛で、普段よりぐずりやすくなります。
長時間の飛行機となると、さらに大変です。
狭く、窓も開けられず、気圧が変わり、赤ちゃんは不快で泣き叫びます。
フライト中は休みたいという乗客も多く、爆弾を抱えてるような気持になるママも少なくありません。
近くの席に同乗した人も、「赤ちゃんは泣くことが仕事」と頭ではわかっていても、大きな泣き声が気になって、表情が固くなってしまうかもしれません。
そんな親子連れの苦労をなくすため、アメリカの航空会社「JetBlue Airways」が画期的なキャンペーンをしました。
赤ちゃんが大声で泣くほど、乗客全員がにっこり嬉しくなるのです!
一体どんなキャンペーンでしょう?
●「もっと泣いて!」ギャン泣きで拍手が!
「FlyBabies」というキャンペーンは、6時間のフライト中、搭乗した赤ちゃんが全員に聞こえるほどの「ギャン泣き」するたびに、次のフライトが25%割引になるのです。
4回泣けば、次の往復チケットが無料になるのです!
小さなすすり泣きはカウントされないので、思いっきり大声で泣いた方が感謝されるのです。
ユニークな発想ですね!
1人の赤ちゃんが1回泣いて、みんなは25%オフになりました!
同乗者たちは思わずにっこり!
長いフライト中、他の赤ちゃんも金切り声を上げて、大泣きします。
目的地に着く直前、ついに4人目がギャン泣きです。
アテンダントさんが「Now you did it!(やりましたね!)」とアナウンス。
みんなは笑顔で拍手です!
ママも周囲も笑顔なので、赤ちゃんもすぐにっこり泣き止みました!
このキャンペーンは、5月8日の母の日に実施されました。
日ごろ、赤ちゃんを連れた母親たちがどれだけ苦労しているか、理解してもらうために、大胆なキャンペーンに踏み切ったのです。
このPR動画の最後には、「次に大泣きしている赤ちゃんを見たら、ぜひ笑顔でいてくださいね」というメッセージが。
動画はこちら
<出典>
abc NEWS